ヘドリアン女王じゃなくてバンドーラだよ
クリスマスイブイブイブ!
クリスマスが本番なら愛撫の前に、服を脱ぐ前に、プレゼントを渡しているタイミングでしょうか。
つまり読んでくれる皆さんへのプレゼントがこの記事になります!
tottokoです!
大丈夫、今日も頭が悪いです!
この記事はボドゲ紹介 Advent Calendar 2021の22日目になります。
例年私の前の人は当日までに間に合わないジンクスがあるのですが、今回もその通りになりそうです。
まあ私から紹介したりすると、ヤバい人の仲間だと思われて迷惑かけちゃいますからね!(泣いてないですよ…)
本題
パワーレンジャーってご存知ですか?
日本の『スーパー戦隊シリーズ』をアメリカでローカライズして制作された作品で、1993年から現在まで続く人気シリーズになります。
ドラマパートはアメリカの役者さん、一部スーツアクションとロボ戦は日本オリジナルの映像を使用しており、編集技術を駆使してオリジナルストーリーを展開しているのが特徴です。
逆輸入の形で、日本でも吹き替え版が一部放映されました。
現在まで続いているということはまだまだ好調で、というかおもちゃが売れておりまして、おもちゃが売れるならボードゲームが作られるのは必然なわけです。
パワーレンジャーのボードゲームを検索するとRenegade Game Studiosから2019年に出ている『Power Rangers: Heroes of the Grid』が一番最初にヒットします。
こちら2021年12月現在、拡張セットが大小合わせて20種近く販売されており(BGG調べ)、既に2022年まで販売計画が発表済み、とまあ人気シリーズみたいです。
このブログ、というか普段私のTwitterなどをフォローしていただいている皆さんには言うまでもありませんが、版権ヒーロー×ボードゲーム、めちゃくちゃ欲しい人なんですよね。
パワーレンジャーはアメコミ展開もしてるんですよね。
つまりマストバイ案件なんですが、流石に拡張セット20個のシリーズ、どう考えても今からでは予算が立たない…
石油王に、俺はなりたい…!(どん!)
そんな想いでモニターの前で指を咥え、シャツの胸元に滴るほどの涎をダラダラ垂れ流しながら物欲しそうにお○○○んを見つめる調教済みの豚が如く、米アマ等を日夜眺めていたわけですが、Tシャツに染み付いた臭いもキツくなってきたある日、Renegade社のページでパワーレンジャーのボードゲーム新展開が発表されました。(Tシャツは御主人様にバレないように捨てました)
パワーレンジャー側とヴィラン側に分かれてのPvP形式で、デッキ構築型カードゲーム。
それが今回紹介するこちらのゲームです。
前置きが長くなりました。
『Power Rangers: Deck-Building Game』
ざっくり概要を書くと、レンジャー側とヴィラン側が一部非対称のルールとデッキ構築を駆使して戦う対戦ゲームです。
パワーレンジャーは長いシリーズですが、こちらは最初期のマイティ・モーフィン・パワーレンジャー(日本ではジュウレンジャー)がモチーフ。
プレイ人数は2〜4人で1対1、2対2、もしくは1対2に分かれてプレイします。(BGG的には1対1か2対2がいいとのこと)
プレイヤーはレンジャー側かヴィラン側のキャラクターを1名選んで自キャラとし、対戦相手のチームのHPを削りきったら勝利、というわかりやすい仕様です。
結果として、今年新規で購入したキャラクターゲームでは最高のプレイ感でした。
○このゲームが最高なポイント
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ちゃんと変身する
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ちゃんとロボットが合体変形する
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グリッドと呼ばれるカード市場の独特なシステム
1. 原題にマイティ・モーフィン・パワーレンジャーって付いてるぐらいなので、キャラクターは変身します。
レンジャーがティーンエイジャーから変身するのは当たり前として、ヴィラン側も陰謀段階だったとこから本気出すって感じで変わります。
各キャラクターには上下左右に指定された種類のカードを置けるスロットが付いていて、これを4面揃えることで変身するのです。
イッツモーフィンタイム!!
システム的にも変身後はテキスト効果がパワーアップ!カードのコストを軽減したりもします。
この辺がプレイの指針にもなるので、初めての人にも説明しやすくて良いです。
またレンジャー側は変身することで自分のロボ(ZORD)を使用することが出来ます!
2.戦隊モノの花形といえば合体ロボ。
こんなん言うたら玩具を売るための番組ですからね。
というわけで、使用キャラがレンジャーに変身したりして手に入れたZORDは、BAYに接続されます。
ロボは強いのですが、1ターンに1体までしか動けません。
そこで合体です。
BAYに5体のロボが集まった時、封印されしエグゾディアの如く合体ロボ・メガゾードが姿を現します!
この状態で1ターン3体までアクションが可能に。
これだけで私みたいな特撮好きは「やることやったな…」と遠くを見つめて感慨に耽れます。
更に6体合体でメガドラゴンゾードにもなるのですが、まあその前にだいたい決着がつきます。惜しい。
3. 特撮ファンのロマン的な部分について尺を取りましたが、システム的に面白い部分も触れましょう。
このゲームはデッキ構築の市場としてアセンション式を採用しており、一つの大山札から両陣営の獲得できるカードが公開されます。
その購入できるカードが置かれた場をグリッドと呼びます。
ここにレンジャー側だけが獲得できる「ヒーロー」カードと、ヴィラン側だけが獲得できる「ヴィラン」カードが並ぶわけですが、この2種類のカードは購入せずに残しておくと、相手ラウンドの終わりに攻撃してくれるのです。
本体のアタックに比べれば微々たるダメージなのですが、積もり積もれば侮れない量に。
この敵陣営カードはお金を支払うことで除去出来るものの、デッキに入るわけでないし新しいカードを手に入れるほうがいいかな? でもチクチク面倒だな、という駆け引きがちょっと悩ましくていい具合に作用するのです。
というわけで再現度と独特のシステムが噛み合った対戦型ゲーム『Power Rangers: Deck-Building Game』を紹介しました。
残念ながら英語版でしか手に入らないため、カード等翻訳が必要です。
ですが、それほど難しい内容ではないので、特撮好きヒーロー好きデッキ構築好きな皆さんに一度遊んで欲しいなと思っております。
まあ本音言うと、プレミアムバンダイとかで日本語版出してしてくれないかなぁ…
明日はボドゲレビュアーとして個人的に尊敬している彼葉さんのなにかです。
楽しみですね!
それでは!