アメコミとアナログゲームの話

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『レジェンダリー:マーベルデッキビルディングゲーム』の紹介①

 

はい改めまして@tottoko_osです。

今回から数回にわたって、まず『レジェンダリー:マーベルデッキビルディングゲーム』(以後『レジェンダリー』と表記)の紹介をします。

取り敢えずボードゲーム、カードゲームを全く知らない人にも伝わるよう、初歩的なところからお話するので、まったりと腰を据えて読んでいただければ幸いです。 

 

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本日覚えてもらいたいことは3つ。

1,このゲームはカードを使った「デッキ構築型カードゲーム」です。

2,ヴィラン(悪役)を倒すことでゲームに勝利します。

3,ヒーローやヴィランのカードにはそれぞれの特徴がうまく表現されており、アメコミファンも納得の出来。

それではまずは一つ目の項目から。

 

1,『デッキ構築型カードゲーム』って?

のっけからわからない単語出ました。

まずデッキ(=deck)とは、カードデッキの略です。

マジック・ザ・ギャザリング』や『遊戯王カードゲーム』と聞いてどういうものかぼんやり想像できるでしょうか。(別にデュエマでもバトスピでもヴァンガードでも結構です)

アニメなんかでもよくやってますよね。カードを使ってモンスターなどを召喚して戦うゲームです。

彼らがカードを引く山札があると思います。アレが「デッキ」です。あ、「」でくくった単語は、ゲームの用語だと思ってください。

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デッキを作りながら進めていくゲームだから『デッキ構築型カードゲーム』といいます。

レジェンダリー』でのデッキの作り方は、ヒーローカードを集めてデッキに入れることです。

各プレイヤーには最初、8枚の「シールドエージェント」と4枚の「シールドトルーパー」というカードが渡されています。

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シールドエージェントのカードの左下に書いてある星のマークの中の数字は、「魅力値(=Recruit point)」です。

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これはヒーローを集めるときに使うお金のようなものだと思って下さい。

例えばこのウルヴァリンをデッキに入れようとするなら、

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カードの右下にある円の中の5という数字、これが必要な魅力値です。

プレイヤーは自分の手番にこの魅力値を払うことで、カードを自分のデッキに入れることが出来ます。

こうしてカードを集めて徐々に自分のデッキを強くしていくのが、デッキ構築型ゲームの基本的な進め方です。

カードの種類はヒーロー1人につき4枚。基本セットには15人のヒーローがいますので60種類。

どのカードをデッキに入れるかで戦略は変わり、プレイヤーによっても毎回変化があるので、一度たりとも同じ展開にはならないのがデッキ構築型カードゲームの魅力です。

 

2,ヴィランを倒して勝利点を集める  

ヴィラン」という単語はご存知でしょうか?

これはヒーローアメコミに登場する悪役のことです。

このゲームではプレイヤーの妨害役として数多くのヴィランが登場します。

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スパイダーマンの敵としておなじみグリーンゴブリンです。

ヴィランは様々な能力でプレイヤーの邪魔を仕掛けてきますが、倒すと「勝利点」を得ることができます。

カードの右側中央のやや下にある赤い丸で囲ってある数字、これがグリーンゴブリンを倒した時の勝利点になります。

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強敵ほど高い傾向があります。

ゲーム終了時に勝利点を一番獲得したプレイヤーは、MVPとなります。MVPを目指して他のプレイヤーと切磋琢磨するのもこのゲームの大きな楽しみ方です。

 

さてゲームの終了について触れました。

このゲームの終了はラスボスである「マスターマインド」を4回倒すことです。

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マスターマインドの一人である「マグニート」様です。

マスターマインドは常にゲーム上にいるので、いつでも戦えるのですが、他のヴィランよりも強力です。

そして最初のデッキでは倒すことが出来ません。

プレイヤーはマスターマインドを倒すためにデッキを強くしていく必要があります。

次回にも書きますが、マスターマインドを4回倒せないままゲームが進んでいくと、彼らの「陰謀」が達成されて、プレイヤー全員の敗北となります。当然MVPも何も関係なくなるので、プレイヤーはある程度協力してマスターマインドを倒さなければなりません。

このマスターマインドの存在が他のデッキ構築型カードゲームとの差異となり、いいアクセントになっています。

 

3,ヒーローやヴィランの能力はちゃんと原作を意識しています。

レジェンダリー』はキャラクターゲームなので、各ヒーロー、ヴィランはもちろん原作に則した能力を持っています。

例えばわかりやすいのはこの人。

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 この「キャプテンアメリカ」はアベンジャーズのヒーローが場に多くいればいるほど強くなります。リーダーですからね。

 

 他にも例えばこれ、

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「エマフロスト」は映画(『X-MEN ファーストクラス』)だと完全にヴィラン扱いでしたが、原作ではXメンバーとして敵か味方か?みたいな立ち位置にいます。そんな彼女はヴィランを進行させることで戦闘力が増す、という能力で再現されています。

カードの下部にあるテキストにもそんな事が書かれてますね。

 

お次はヴィランを。

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映画にも登場しました、スパイダーマンの敵「リザード」です。

ちゃんとした訳についてはまた改めて紹介しますが、このリザードを下水道で倒すと、他のプレイヤーに「負傷カード」という迷惑なカードを与える、と書いてあります。

映画でも下水道を基地にしていたリザードらしい能力です。

 

この他にも多種多様な能力を持ったカードがヒーローやヴィランを再現しています。アメコミ好きな人だったり映画で親しんだ人には楽しめること請け合いです。

 

さて、今回はこんなところで。

次回からはカードの種類や実際の進め方を説明します。

一日これくらいの分量なので気長にお付き合いをよろしくお願いします。