近日中って一週間過ぎまでオッケーだよね?
納期がゆるふわ系の@tottoko_osです。
というわけで先日海外マンガ喫茶『ACBD』さんで行われた、っというか行ったアメ懇ボードゲーム会のアフターレポートを書かせていただきます。
私が参加できなかったゲームもあったので、その辺はアンケートや遊んで頂いた方から聞いたことを受け止めた体でお届けします。あとゲームの製作工程よもやまなども。
開催当日スタッフである私と友人は11時高円寺集合。が、友人が待ち合わせを30分間違えており、ご飯を食べなから最終打ち合わせの予定がひとり「てんや」飯へ。大イカ天の皮が残っていて噛み切れないという追い打ちまで食らいます。あれマジ無理だった。これ読んでるてんやの店員さんいたら下処理ちゃんとして。
既に先行き不安な心持ちにトドメの人身事故電車遅延。友人との合流は結局11:35となりました。
11:30にはお店に着いていると店主様には連絡した手前、早足にお店へ向かいます。
来店即フライング土下座からのご挨拶のち最終打ち合わせを。参加者様のグループ分けとタイムテーブルを確認します。
このグループ分けをこちらで勝手にしてしまったのですが、出来ればもっとフリーな感じにしたいなぁというのが今後の課題です。仲いい人と、もしくは色んな人とやってみたいですもんね。
確認が終わったらテーブル設営とゲームのセットアップをして、準備が整ったのは12:25ぐらいだったでしょうか。
ここで店主様がお昼を食べていないということで買い出しに行かれました。今回こちらの都合で開店準備をして頂いた上に遅刻までして、非常に申し訳ありませんでした。友人には今度アクロバット土下座させますのでお許しください。
さて、そんなこんなでお客様もポツポツ来ていただき、1名遅れているようですが13時に予定通りにスタートしました。
参加者様へのご挨拶と諸注意とゲームの説明をして早速ゲームへ。今回お酒なしの会にしましたが、今後夜にやることがあれば飲みながらの会も悪くないかな、とは思っています。
長々と序文が続きましたが、各々のゲームのレポートです。
レジェンダリー:マーベルデッキビルディングゲーム
今回、参加者様が10名ということもあって、1ゲーム5人のプレイヤーで準備をさせていただきました。サプライ(ゲームに使うカードのセットのこと)はルールブックにも書いてある最初のゲームセットで。
ヒーローはアイアンマン、ホークアイ、スパイダーマン、サイクロップス、ウルヴァリンに初回のお客様に要望を頂いてキャプテンアメリカを追加。
マスターマインドはレッドスカル、陰謀はコズミックキューブの解放を使用しました。
2回やってみた感想ですが、やっぱりボードゲームをやったことがない人にデッキ構築型カードゲームの動きを伝えるのが最初の壁かな、と思いました。「デッキ」「捨て札」「廃棄(KO)」といったゲーム用語も経験者の私は頻繁に使うのですんなり入れるのですが、その辺りのルールを誤解される方が多く、後半になってゲームの動きがやっとわかって頂けたかな?という印象でした。
逆に受け入れていただいた方にはもうちょっと遊んでみたいという感想いただけました。別記事で書きますが、準備が整いそうなので、次回は2卓立てて脱初心者セットでも回してみたいと思っています。
ゲームとしてはこのサプライだとキャプテンアメリカが強かったかな?という印象です。やっぱりアベンジャーズが多くいると結構強い。逆にスパイダーマンデッキの方はかなり苦戦されていたようなので、スパイダーマン愛好家の方のためにもスパイダーフレンズの拡張セットをちゃんと訳して投入していきたいと思います。シンビオートスパイディが入るとアレは格段に強くなるんですが。
準備方面では、プレ会の時にご要望いただいたプレイヤーマット(デッキ置き場)を作ったことで、勝利点置き場や捨て札を混同されることが軽減したかなと思います。あとはカードにシールを貼って完全日本語化だけど……500枚作って切って貼るのはさすがにキツイなぁ。
説明法ももうちょっとレジュメを作って進歩したいと思います。このブログでもルールでわからないことがあったらぜひぜひご質問くださいね。
ピクトマニア
今回は友人にお任せして完全にノータッチだったのですが、一番盛り上がっていたようでした。隣で「レジェンダリー」しながら、あの盛り上がりっぷりに負けていられないな、と感じたほど。
アメコミお題カードはレベル1を12種、レベル2を6種、レベル3を6種用意したのですが、まずはゲームに慣れていただくために数回通常のカードで回してもらいました。それから用意したアメコミお題カードを。
せっかくなので自作のカードどんなだったかちょっと、自分のお気に入りから公開します。
取り敢えずレベル1。
作成後半になっていけるかな?と思いついた能力グループです。ゲームの進行を任せた友人はアメコミ初心者だったので、スパイダーセンスのことが全然わからず、取り敢えず蜘蛛の巣を描いたらスパイダーマンを描いてた人と被った、というエピソードがツボでした。そういう分からない絵を想像で描くのもこのゲームなら有り、っていうライトさ良かったみたいです。
レベル2。
ヒロインズ。顔は浮かぶけど描き分けが難しそうな感じですね。アメ懇若葉の会でアンケートを取ったら、ロイス・レインの認知度が思ったより低くてスーパーマンクラスタ涙目だったわけですが。そういやバットマンってイマイチヒロインが浮かばなかったのですが、キャットウーマンでいいんですかね? ヴィラン側にまとめたのでここには入れられなかったのが心残りです。
レベル3。
初心者の方では恐らくわからない乗り物があると思います。アンケートではクインジェットが一番わからない人が多かったですね。そろそろ気づいているかと思いますが、7番にはオチを入れる癖があります。まあ公式にも登場したしいいかなと思ってやった。反省はしている。
ピクトマニアは初心者の方にも絶対受ける!という確信がありました。
ただカードの作成には非常に悩みましたね。運良く『アメ懇若葉の会』でアンケートを取らせて頂いたのが本当に参考になりました。若葉の会でご協力いただいた方々に改めてお礼申し上げます。
今後もカードを増やしていきたいな、と考えているので、こんなカードどうですか?というアイディアがあればコメント等によろしくお願いします。
そうそう、ちょっと現場の雰囲気をちょっと貼らせてもらいますね。
ボードゲーム会、無事お開きになりました。レジェンダリーの他に、お絵描きゲームの「ピクトマニア」にアメコミのお題を足してやりました。面白かったー。写真は、あるアメコミキャラを私が描いたものです。分かりますか? pic.twitter.com/qKu6hcHXLH
— ACBD:本日4/4(土)は営業中! (@A_C_B_D) 2015, 3月 28
ワンナイト人狼
ゲーム会も終盤、少し余った時間で店主様にマスターをしていただきました。
こちらも状況は把握していないのですが、いつくか反省点がありました。
今回のカードセットは「人間4枚・人狼2枚・占い師1枚・怪盗1枚」という構成を元に作成したのですが、人間を「キャプテンアメリカ・アイアンマン・ソー・スパイダーマン」と名付けたため、「スクラル(人狼)」側が人間の誰だったのかを決めなければならず、不利な状況に陥ることが多かったようです。固有名詞がつくことで矛盾が生じやすくなるんですね。
実はこれプレ段階でもわかっていたのですが、元は狂人(デッドプール)や狩人(ホークアイ)を交えた役職多めのセットで考えていたので、人間は1人か2人だし気にすることもないかなぁと高をくくっていました。言い訳なのですが、店主様から役職少なめな方が初心者にわかりやすいのでは?と提言して頂いて、人間キャラを増やすときにすっかりその懸念を忘れていたという。
今回のご指摘でアレンジをするときにはゲームバランスの部分をもっと真剣に考えなければならないと反省いたしました。一応今後の対応としては人間を一律シールド職員にするか、役職多めで改めてバランスを取ってみるかなと考えております。
あとキャプテン・アメリカを「騎士」クローク&ダガーを「恋人」などにした普通の人狼もやってみたいなぁとは思うのですがみなさんどうですかね。
とにかくちゃんとブラッシュアップしてまたお披露目したいと思います。
コヨーテ
最後にまったくアメコミとは関係ないのですが、すぐに覚えられて白熱しそうなゲームとしてコヨーテを用意しました。
プレイヤーに1枚ずつ配られたカードを、インディアン・ポーカーさながら、他の人には見えても自分には見えないようにして頭の上に掲げます。カードには20から-10までの様々な数字と「×2」などの特殊な効果が書かれており、少なくとも全員合わせて何匹のコヨーテがいるか(合計の数字が幾つか)を競っていくゲームです。
自分のカードが見えないので実際いくつかわからない、そんな状況で「少なくとも何匹のコヨーテがいるか」を1人ずつ言っていきます。一人が言ったら隣の人がそれを聞いて、いそうなら数字を釣り上げ、少ないと思ったら「コヨーテ!」と宣言します。「コヨーテ」のコールとともに全員がカードを確認します。
「コヨーテ」と言った人が正しかったら(全員の数字の合計が隣の人の発言した数より少なかったら)成功、言われたプレイヤーは命を一つ失います。逆に合計が発言した数以上だったら「コヨーテ」宣言をした人が命を失います。
ルールを書くと多少字数がいるのですが、やっていただくと5分でルールが覚えられると思います。
時間が少し開いた時の穴埋めとして持っていったのですが、その役割を発揮してくれたみたいです。こういう勢いでも面白いゲームはいいですね。
ちなみにこのゲームは私も参加しましたが、2回やって1回は序盤即死。2回めは友人と2人で残り、刺し負けました。持ち主は勝てないの法則。
というわけで、ゲーム会は予定通り16:45分に終了。終了の挨拶とともに幕を閉じました。
その後は店主様の配慮により2時間の読み放題を付けていただき、希望者で二次会という展開でした。
参加してくださった方々、店主様、そして事前準備にご協力いただいた方々も本当に有り難うございました。
この会のアンケートではこんなゲームどうですか?という有益な情報もいただきまして、次回に活かしていきたいと思います。DCのゲームが無かったので、その辺を一つ出来ればな、という案が今のところふわふわの状態ですが浮かんでおります。
また、この会の企画、準備、ゲームアレンジ、宣伝資料作成、進行はほぼ私一人でやっていたのですが、今後定期的に会を継続するためにも善意の有志(グッド・サマリタン)を募集しております。私も切って貼ります!って方がおられれば、『レジェンダリー』の完全日本語化も夢じゃないです。そうじゃないにしても、ゲームのルールを覚えて説明してくれる方は本当に助かります。よろしければご協力下さい。
最後に僭越ながら、夏前には第2回やろうと考えています。
今後の課題としてはアメコミに興味があるボードゲームメインのユーザーの方に参加していただくことですが、そのために私も日々努力していきます。
リピーターの方ももちろん大歓迎です。今度はもっと色々なゲームに触れて頂けるよう準備を進めてまいります。
時期がきたらこのブログやTwitterなどで発表していきますので、皆様のご参加を心よりお待ちしております。
それでは次回からまた通常更新に戻ります。
今後ともよろしくお願いします。
今回紹介したゲームです。おすすめはピクトマニア! 初めての人にも絶対受けます。